議会活動

平成24年12月定例会:決算特別委員長報告

◯決算特別委員長(中小路健吾君)

決算特別委員会に付託されております9月定例会への提出に係る第 16 号議案平成 22 年 度京都府一般会計及び特別会計歳入歳出決算を認定に付する件等5件の議案につきまして、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本委員会は、去る 10 月7日に設置され、各部局ごとの 11 日間にわたる書面審査及び2日間の現地調査、また 11 月 18 日には、山田知事を初め関係理事者の出席を求め総括質疑を行い、府政全般にわたる重要課題を中心に審査を行ったところであります。

初めに、平成 22 年度を振り返りますと、経済・雇用情勢の低迷が依然続く中で、春から夏にかけての九州地方における口蹄疫の流行、夏の観測史上最高となる猛暑による熱中症や農作物被害等の拡大、そして、多くの尊い命が奪われるなど未曾有の大災害となった東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の発生というように、我が国にとって、大変厳しくつらい試練の年でありました。被災地においては、国を挙げて懸命の復旧・復興の取り組みや発電所事故事態収束に向けた対策が講じられておりますが、今もなお不自由な生活を強いられている方々が多数おられることは、皆様御承知のとおりであります。

このような状況において、府民の皆様の願いは、厳しい経済・雇用情勢からの一日も早い脱却と、人と人とのきずなが大切にされ、安心・安全で、だれもが将来に向かって希望を持ち、幸せを実感できる社会が築かれることであります。

決算特別委員会では、府民の皆様の視点に立ち、事務事業の執行が適切かつ効率的になされているか、行政効果が上げられているか、限られた歳入の中で適切に財政運営が図られているかなど、決算書及び関係書類はもとより、監査委員の決算審査意見書等も参考にしながら、本府の将来を見据え、幅広い見地から慎重に審査に当たるとともに、東日本大震災や原子力発電所事故を受け、府民の安心・安全の確保という観点からも、これまでの施策の見直しや対策が的確に講じられようとしているか、必要に応じ調査を行ったところであります。

まず、平成 22 年度における本府の財政運営であります。

景気の低迷に伴い、法人二税を中心に府税収入が大幅に減少する中で、地方交付税等の増額や国の経済対策基金などの活用により必要な財源を確保し、経済・雇用対策や府民の生活を守る、支えるための対策などに積極的に取り組む一方、府民満足最大化プランに基づき、人件費の抑制、業務改革の推進や事業の集中と選択を行うとともに、府債の計画的な残高管理に取り組まれるなど、財政健全化の維持に努められているところであります。

次に、予算の執行であります。

山田知事におかれては、当初予算においては、4月の知事選挙の執行を控え、6月補正も念頭に置きながら、平成 21 年度から行っている府民の暮らしを守り、生活を支える対策に一刻の空白も生じさせてはならないとの思いのもと、これら施策の継続・強化と、未来の京都府のための「人への投資」に重点的に取り組まれたところであります。

また、山田府政3期目スタート後の6月補正予算では、当初予算に盛り込まれた施策の積極的な追加や、緊急経済・雇用対策、口蹄疫や野生鳥獣被害などの緊急課題への迅速な対応に加え、これからの京都を見通した人材育成や中小企業支援など、「未来への投資」と銘打った施策に取り組まれたところであります。

さらには、9月及び 11 月の各定例会においても、円高を初めとした厳しい経済・雇用情勢等に対応した補正予算を提案するなど、時期を失することなく、多くの諸課題に対し、迅速・果敢に施策を展開されたところであります。

以上のことから、審査の結果につきましては、厳しい財政状況の中にあっても、府民の切実かつ多様な思いに的確に対応するとともに、将来を見据えた持続・安定的な財政運営にも取り組まれ、平成 22 年度の府政運営については、大多数の委員から良好であるとの評価が示され、所期の目的が達成されていると認められたところであります。

なお、審査の過程におきまして、各委員からさまざまな意見や要望が述べられましたが、その主なものはお手元に配付いたしております「指摘・要望事項一覧」のとおりであります。

それでは、付託議案5件に対する採決の結果を申し上げます。

第 16 号議案及び第 18 号議案の2件につきましては賛成多数で、第 17 号議案、第 19 号議案及び第 20 号議案の3件につきましては賛成全員で、いずれも認定することに決した次第であります。

なお、第 16 号議案及び第 18 号議案については少数意見が留保されておりますので申し添えておきます。

以上が本委員会に付託されました議案の審査の経過及び結果であります。

理事者におかれましては、今後の府政運営に当たっては、追って議長から知事に対し提出される決算審議を踏まえた「意見・提言」を十分に反映されるとともに、本委員会審議の中で、各委員から述べられた事項につきましても、十分に踏まえていただくよう念願いたします。

本府財政は、引き続き大変厳しい状況にはありますが、府民の皆様が、将来にわたり希望を持って安心・安全に暮らせる京都府の実現に向け、なお一層の御努力を期待する次第であります。

結びに、各委員の皆様におかれましては、連日、終始熱心に、慎重かつ厳正な御審査を賜り、円滑な審議運営に御協力をいただきましたことに、心から感謝を申し上げますとともに、田中英夫、田渕五十生、山口勝の各副委員長並びに西脇郁子幹事には、委員会運営に格段の御尽力を賜りましたことに厚く御礼を申し上げまして、決算特別委員長報告といたします。

御清聴まことにありがとうございました。