中小路健吾の雑感独言

おせっかいな情報

朝目が覚めてスマートフォンの画面を見る。いつからだろうか。今や、習慣付いた一連の動作となっている。

そして、その瞬間から私たちには様々な情報が入ってくる。衝撃的な事件やニュース、芸能情報、そしてその日の天気や生活情報。まさに、私たちの暮らしには情報が氾濫をしている。

それは便利なことでもある。

昔なら、朝起きてテレビを付けるか新聞を見るか。自らの主体的な動作によって能動的に得ていた情報が、今では待っていれば入ってくることが多くなった。

いち早く情報を知りたい。

そんな情報を消費する側の「願い」を叶えるための社会的サービスということだろう。

日々、そうして有用な情報が得られるケースもないわけではないし、インターネットの利便性を否定するものでは決してない。

しかしである。

おせっかいにもほどがある情報というやつもある。

その最たるものがW杯の試合速報。

先週末から始まったサッカーの祭典も、すでにエキサイティングな試合が連日行われている。一人の素人サッカーファンとしてワクワクしながら拝見をしている。

とはいえ、今回はブラジルでの開催。時差がちょうど12時間ということもあり、ライブでの試合中継は深夜から朝にかけてであり、仕事のことなどを考えれば録画での観戦になりがち。

それを、少し早起きして、朝の支度をしながら見るなり、時間がなければ早送り気味で見るなり、自分なりの楽しみ方をさせていただいている。(本当のファンからはライブで見るべしとお叱りをいただきそうだが。)

ところが、何気に目にしたスマートフォンに流れる試合結果。

それを見てしまった瞬間に、私のささやかな楽しみが半減してしまう。

結果を知って観る試合ほど、おもしろみと興奮度合が減じることはない。

確かに、個々の素晴らしいプレーを観ることも、試合運びを観ることもそれはそれで楽しいことだ。

それでも、結果や得点を知ってしまっていれば、あらかたの次の展開が予想できてしまうし、驚きや感動の要素は激減してしまうのだ。

何も今朝のニュースを明日や明後日まで知りたくないと言っているわけではない。

せめてあと少し。楽しみをとっておいて欲しいだけなのだ。

しばらくそんなおせっかいな情報に悩まされそうな日々が続く。