中小路健吾の雑感独言

「政見放送見る会」

2014-04-02efbc9ae4baace983bde696b0e8819ee69c9de5888aefbc88e585ace981b8e6b395e383bbe8a681e7b484e7ad86e8a898efbc89今日の午後から、長岡京市内で行われた『政見放送を見る会』に参加をした。

これは、京都府難聴者協会が主催をされているもので、現在行われている京都府知事選挙の政見放送を要約筆記で見ようというもの。手話のわからない難聴者にも関心を持ってもらおうとの狙いから府下9ヶ所で実施されている。

選挙をめぐる要約筆記の取り扱いについては、実は以前から課題が指摘されており、私自身もこの間、解決に向け取り組んでいるものでもある。

先日の京都新聞でもその課題を指摘していただいたところだ。
(添付資料:平成26年4月2日 京都新聞朝刊)

2014-04-04syuukai-001その課題とは、

以前は「要約筆記」に必要なプロジェクターの使用は、公職選挙法の「文書図画」にあたるとして、その使用が制限をされてきた。

それが、昨年のインターネット解禁を行った公職選挙法の改正で、個人演説会場においてのプロジェクターの使用が可能となり、結果として、「要約筆記」は可能となった。

しかし、一方で、これまでから「手話通訳者」への報酬の支払いは公職選挙法上で認められてきたものの、今回の法改正では、「要約筆記」をしていただく方への報酬の支払いは未だ認められておらず、仮に報酬を支払った場合、「運動員」への「報酬」の支払いは「運動員買収」にあたるというのが現在の法解釈になる。このことで、実質的には個人演説会での要約筆記の実施は制限されてしまっている。

今日の会でも、主張をされていたが、選挙に関する情報(候補者の公約等を含む)を知ることは、当然の権利であり、その権利を確保することこそが「合理的配慮」の典型的な例だと思う。

今回の政見放送にしても、放送規則等のルールによって、字幕スーパーが制限をされているとのことを初めて知った。

こうした取り組みを通じて、埋もれている課題を「知る」ことの重要性を再認識。

「障がいを持つ方がどういうご苦労をされているのか」を私たち自身は自らの体験として知る機会はなかなかない。そうした発信を私たちはしっかりと受け止め、ルールの狭間にある課題をしっかりと訴えていかなければならない。そして、少しずつでも改善が図られていくために、自分自身、活動をしていきたいと思う。