中小路健吾の雑感独言

農商工労働常任委員会 出前議会

2014-01-29demae-019京都府議会・農商工労働常任委員会での出前議会が行われた。

出前議会は、各常任委員会が議会棟を離れ現地を訪れ、地域の方々と意見交換を行っていくもので、昨年度から柔軟な形での実施が可能となった。

今回のテーマは、『「海の京都」~食の魅力の発信』

現在、京都府では府北部地域(丹後、中丹エリア)において「海の京都」を統一コンセプトにした、ソフト・ハード両面からの集中投資を行い、観光振興を図っている。

今回は、舞鶴市の京都府水産会館に出向き、旅館経営者、漁協役員、観光協会役員、漁業者、日本酒ソムリエなど地元から5名の方々にご参加いただき意見交換を行った。

それぞれのお立場から、現在の活動内容や業界の現状などをお聞きをし、質疑等を行っていく中で、今後の課題が浮き彫りになる。

一つは、地域の資源(この場合、新鮮な海鮮物や地酒)が地域内で活用され切っていないという点。

例えばトリガイ。

丹後トリガイは「大型肉厚にして柔らかい」のが特徴。京都府がブランド化をし、現在、市場においても大変高い評価を得ているが、まだまだ数に限りがあるのが現実。

地元の旅館や料理店も扱いたいが、現在はほとんどが高く売れる大都市圏へ出荷されている。

また、丹後には13の酒蔵があり、そこで造られる地酒も非常にクオリティが高い。

しかし、その価値に地域の方自身がまだまだ気付いておらず、地元で地酒が飲めるかと言えば、そういう店がまだまだ少ないのが現状とのこと。

確かに、それぞれのお立場で利害も異なる部分はあるかもしれないが、地域全体での魅力づくりを考えれば、上手くWin-Winの関係をつくることも可能だと思う。

その構図を上手く作っていくことが、京都府がやらなければならないことだろう。

「海の京都」というコンセプトがより具体的なイメージとして共有化できるかどうかが今後のポイントだろう。

よくある総花的なものではなく、インパクトのあるメッセージをどう伝えていくのか。

これからの大きな課題だ。